あれよあれよと言う間に師走ですね。 今年は良い一年になりましたでしょうか?
さて、
今日はLinuxの、とりわけRedhat 6系に関するお話を書きたいと思います。
Redhat 6系と言えば、メンテナンスサポートを去年終えたバージョンです。
大多数の人は今から触る機会は少ないバージョンと言えますが、様々な事情で使い続けている現場もあります。
今回は、Redhat 6系(以下、Redhatとします)の環境で動いているサービスの内、どのサービスが再起動後に自動起動するか確認する方法について触れます。
サービス自動起動の管理
Redhat ではchkconfig
コマンドで、どのランレベルで起動するか確認する事ができます。
例えば、sshd(SSHのデーモン) のサービス状況を確認する場合は下記です。
$ chkconfig --list sshd sshd 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
例えば、今稼働しているサーバーのランレベルが3(フルマルチユーザー テキストモード)だとします。
その場合、コマンド結果の3:on
となっている為、ランレベルが3になれば起動するということになります。
自動起動を設定する
サービスを自動起動の登録もchkconfig
から設定します。
下記のように、対象のサービスをchkconfig
で指定します。
$ chkconfig httpd on
このコマンドで登録すると、ランレベル 2、3、4、5に登録できます。
10.2.3.2. サービスの有効化 ランレベル 2、3、4、5 でサービスを有効にするには root でシェルプロンプトに以下を入力します。
Tips
ランレベルとレベルの確認
ランレベルとは、(wikipedia 引用のままでは)Linux の動作モードの事を言います。
これは、Linux の動いている状態を区分分けしたようなものです。
Redhat の場合、OS が動いている状態は一般的にランレベル3か5です。
とはいえ、本当に該当するレベルかどうかは確認したい時があります。
一般的に、ユーザーは Red Hat Enterprise Linux のマルチユーザーモードであるランレベル 3 またはランレベル 5 で操作します。
ユーザーは時には、使用されていないランレベル 2 とランレベル 4 をカスタマイズして、特殊ニーズに対処することもできます。
確認するには、次のコマンドを実行します。
$ runlevel
Redhat のバージョン確認
初めて触る環境の場合、そもそも今動いているOS のバージョンは何なのかわかりません。
Redhat の場合、次のコマンドで確認する事ができます。
$ cat /etc/redhat-release
以上です。
メジャーバージョンの違いで確認方法も変わっており、今ではあまり需要がお話だったかもしれません。
知識として持っておくと何時か役に立つかもしれませんね。