出版社の電子書籍サービス廃止から思う事

本日、オーム社さんが運営しているeBook Storeから、サービス終了の通知が届きました。 ohmshaebookstore.hatenablog.com

オーム社と聞いてピンと来ないかもしれませんが、理工系ではよく見るこの参考書の出版社です。 estore.ohmsha.co.jp

なぜ電子書籍を使うのか?

f:id:nakahashi_h:20171130222007j:plain

私は参考書を買う場合、電子書籍で配信されていないか調べます。
それは、電子版だと以下のようなメリットがあるためです。

  • 紙だと保管場所が必要になる。
  • 少し安く手に入る。
  • バイスに入れるので場所や時間を考えずに読める。
  • 捨てても、また好きなときにダウンロードできる。

特に、「紙だと保管場所が必要になる」という理由が強く、電子書籍はその恩恵を受ける事が多いです。
職業柄、色々な本に触れたいと思っていますので、読んでは放置、買っては放置しているため、部屋に色々な本が散乱してしまいます。
「捨てる」という選択もあるのでしょうが、貧乏性の私には、また買い戻す位なら吸い出しそう…と部屋に積み続けてしまいます。

そんな私ですから、飲み屋のボトルのように、買って「何時か」読める時が来たら、ダウンロードして読めるという電子書籍はとてもありがたい存在です。
何だか、これだけ書くと「捨てられない男」みたいな感じですね。

出版社のサイトから直接電子版を購入することのメリット

電子書籍であれば、amazonkindle楽天kobo等、色々なジャンルを取り扱う電子書籍サービスもあります。
ただ、そういった総合的な電子書籍のサービスには、次のようなデメリットがあります。

  • コードやテキストが図になっている事が多く、文字のコピーが出来ない。
    私が、過去に楽天で購入した電子書籍は、文字が図になっている事が多かったです。 技術書に置いて、コードの手打ちはミスを起こしたときに原因が追えなかったり、ページ内のリンクを手打ちしないといけなかったりするので、
  • 専用の電子書籍リーダーを入れないといけない。
    対応していないデバイスはそうそうないとは思いますが、全てのリーダーが使い勝手が良いと言う保証もありません。

その点、出版社が販売している電子書籍は次のメリットがあります。(例外もあるとは思いますが、利用している書籍は下記の事が言えます)

  • PDFやEPUBでダウンロードできる。
    単体のファイルでダウンロードできるので、専用のリーダーもいらず、本の共有が容易になります。
    会社で買った本をみんなで共有する機会は多いはずなので、あの人が読み終わるまで待とう…という場面が無くなります。
    (もちろん、倫理を持って扱うべきです。)
  • コードや文字が文字として扱われている。
    コードコピーやリンクからアクセスができるので、読むのが楽になります。
  • 版号が更新されている場合がある。
    版が変わると、また新しく買い直さないといけませんが、出版社によっては既存の書籍をアップデートしてくれるものもあるので、2度同じ本を買う必要が無くなります。
    …と言っても、ローカルバージョン程度だとは思いますが。

上のようなメリットがあるので、出版社から購入するのはメリットが大きいです。

※ 本の貸し借りについては、amazonkindleであればできるようです。
本の貸し出し | Amazon Kindle ダイレクト・パブリッシング

電子書籍は半永久的に残るから安心」という概念の崩壊

本の絶版であれば、オークションや古本屋にいずれ並ぶ事があるかもしれませんが、データの絶版については、出版社が手放してしまえば永久的に手に入れる事が出来ない事になります。

今回のように出版社自体が電子書籍をやめてしまうというケースもあります。
「データなのだから物理的になくならない」と思っていた私にとっては、衝撃的な内容でした。
「半永久的=自分の寿命より長い」と言う考え方は当たり前ではないんだなと感じた今日この頃です。