【Let's Encrypt】SSL証明書を手動更新する

自動更新ではなく、手動更新する場合の方法です。

記事内で紹介するページについて

本来の公式ページは下記になりますが、ドキュメントは英語です。 letsencrypt.org

本記事では、日本語で和約している下記のサイトから引用します。
非公式と書かれておりますが、日々更新されており、解説も詳細ですので信用できる情報です。

free-ssl.jp

有効期限の確認

Let's Encliptの有効期限は90日です。
証明書の更新が出来るのは30日前からになります。

free-ssl.jp

その為、既存の証明書が有効期限を確認します。

Chromeによる有効期限の確認方法

有効期限の確認方法は色々あると思いますが、今回はChromeを使った場合の確認方法を記載します。

まず、アドレスバーの横にある「南京錠のマーク」->「証明書」の順に選択します。 f:id:nakahashi_h:20190116234542p:plain

選択すると、対象のドメイン情報と有効期限を確認する事が出来ます。 f:id:nakahashi_h:20190116233115p:plain

現在2019年1月17日で、有効期限は30日前です。
更新する事が可能である事がわかりました。

証明書の更新

証明書の更新は、certbotコマンドで行います。
free-ssl.jp

sshで対象のサーバーに接続して下記を実行します。

$ certbot renew

実行すると、証明書の更新をしてくれます。
実行完了後、サーバーを再起動すればサーバーに適用されます。   

renewを使う場合の注意

renewコマンドは、Let's Encryptで作られた全証明書に有効です。
もし、個別で管理したい場合は別の方法を試して下さい。

free-ssl.jp

更新されたか確認

先ほどと同じように更新されたか確認します。

f:id:nakahashi_h:20190117002113p:plain

Tips

アドレスバー横のマークについて

南京錠のマークがついている場合は、SSL証明書が有効である証拠です。
証明書が有効でない、もしくは、そもそもhttpでアクセスした場合には次のような表示になります。

httpでアクセスした場合

南京錠の代わりに「i」マークが表示されます。
f:id:nakahashi_h:20190116235135p:plain

この場合は、そもそもhttpプロトコルでアクセスしていますので、証明書の確認はできません。 もし、ドメインが合っているのであれば、URLをhttpsにして再度アクセスして下さい。

証明書の有効期限が切れている場合

南京錠の代わりに「警告」マークが表示されます。 f:id:nakahashi_h:20190116235304p:plain

この場合は、既に有効期限が切れているので速やかに更新する必要があります。

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