【Redmine】Backlogの「完了理由」フィールドを再現する

案件によって、BacklogとRedmineを使い分けています。
両方使っていると、双方の良い点、悪い点が見えてくるものです。

さて、
今回はBacklogにある機能をRedmineで再現する方法について記載します。

イントロダクション

この記事で得られる事

  • Redmineのカスタムフィールドの使い道についてわかる。

所要時間

15分程度

環境

項目名 バージョン
Redmine 3.4.4.stable.17231

Redmineに欲しい、Backlogの機能

BacklogとRedmineはそれぞれ、有償と無償の違いがあります。
とりわけ、Backlogは最初から機能が豊富ですし、UIも機能も洗礼されています。

その中でも、私自身これあると便利だなと思う機能があります。
それは、課題の「完了理由」です。

f:id:nakahashi_h:20180408005621p:plain

大した機能ではないのですが、(Redmineで言う)チケットにはこの機能がありません

なぜ欲しいのか?

Redmineには、チケットを管理するステータスとして次の項目があり、それぞれ下記のような使い分けをしています。

ステータス名 使い道
トラッカー チケットの大まかな分類 機能、バグ、サポート、Todo
カテゴリ チケットの詳細な役割分類 デザイン、フロントエンド構築、ディレクションetc…
バージョン プロジェクト内のまとまり 公開、大型バージョンアップ、運用etc…
ステータス チケットの状態 未着手、対応中、完了etc…

その中でも、ステータスの「完了」の意味合いについて微妙にニュアンスが異なる場合があります。
例えば、

  • 完全に終わった。
  • 途中で無くなった。
  • 再現できなくて終わった。

などなど、完了になるケースは複数考えられます。
ただ、いずれも進捗率は100%です
全てステータスに追加してしまうとステータスが肥大化してしまいます。

そんな時、「完了理由」にそれらを集約すれば、ステータスを肥大化させずに、且つ、完了の理由を記録する事ができます。
チケットの検索をするときにソートをかける事も可能です。

追加方法

チケットに新しいフィールドを追加するには、Redmineの「カスタムフィールド」機能を使います。

グローバルメニューから「管理」->「カスタムフィールド」を選択します。
カスタムフィールド一覧のページが表示されますので、「新しいカスタムフィールド」を選択します。

f:id:nakahashi_h:20180408011803p:plain

「新しいカスタムフィールド」の設定画面に設定で「チケット」を選択して、「次へ」を選択します。

f:id:nakahashi_h:20180408012134p:plain

カスタムフィールドの詳細設定画面に遷移しますので、次のように設定します。
私が設定したものを記載しますが、個別で変えたい場合は別途設定してください。

f:id:nakahashi_h:20180408012449p:plain

項目名 設定値
形式 リスト
名称 完了理由
選択肢 対応済み
対応しない
無効
重複
再現しない
フィルタとして使用 有効
検索対象 有効
表示 全てのユーザー
トラッカー 全て
プロジェクト 全プロジェクト向け

設定後、「保存」を選択すると、全てのプロジェクトに反映されます。

使用方法

チケットに完了理由を追加

反映すると、下記のように入力フィールドが追加されます。 f:id:nakahashi_h:20180408020847p:plain

あとは、他のフィールドと同じようにリストから選択して、作成(更新)を押すと、チケットの詳細に値が追加されます。
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また、完了理由を変えても、進捗率やステータスが完了になるわけではありませんので、運用上注意が必要です。

完了理由でソートする

一覧で、完了理由を元にソートする事も可能です。
例えば下記のようなチケットがあったとします。

f:id:nakahashi_h:20180408015104p:plain

フィルタ追加のリストに、「完了理由」が追加されています。
フィルタを追加して、「対応済み」だけ表示するようにします。

すると、下記のように特定のフィールドだけ表示できます。

f:id:nakahashi_h:20180408015219p:plain

※ 一覧に表示する事も可能ですが、稼働の途中で追加したフィールドの場合、データが入力されていないチケットもありエラーが生じます。



以上です。
カスタムフィールドは、チケットの細かな調整をするときに使える機能だと思います。
今回は、「完了理由」が欲しかっただけですが、もっと多様な事もできそうですので、ぜひカスタマイズしてみてください。