EC-Cubeには、デバッグ機能があります。 doc.ec-cube.net
ビルドインサーバー等で、localhostから直接ソースを読み込んでいればデフォルト設定のまま確認出来ます。 しかし、Dockerの場合少し工夫が必要になります。
今回は、Dockerで作った環境で構築しているEC-Cubeで、デバッグモードを確認する方法になります。
尚、前のバージョンについては、別の方法のようですので、EC-Cube2以前は別の方法を探してください。
EC-Cube3でのデバッグモード起動方法
デバッグモードの場合はデフォルトで入っている、/html/index_dev.php
にアクセスします。
ただし、IP制限をしており、Dockerでは接続することが出来ません。
このIPはあくまでPCとDockerのシステムを繋いでいるIPですので、127.0.0.1
や、IP確認サービスで調べたIPではありません。
次に、DockerからアクセスしているIPを調べます。
DockerからアクセスしているIPを特定する
dockerのinspect
機能でコンテナとPCのゲートウェイを確認します。
$ docker ps <このコマンドで、起動しているコンテナIDを確認します> $ docker inspect <コンテナID> "NetworkSettings": { ・・・ "Networks": { ・・・ "<コンテナ名>_default": { "Gateway": "172.22.0.1", "IPAddress": "172.22.0.3",
私の場合、特にIPの指定は指定ないので172.22.0.1
でした。
DockerからのIPを許可する。
調べたIPを、index_dev.php
に記述して設定します。
/html/index_dev.php
$allow = array( '127.0.0.1', 'fe80::1', '::1', '172.22.0.1' );
デバッグモードで表示
上記設定後、index_dev.php
にアクセスすることで、デバッグモードのページにアクセス出来ます。
また、特定のページを見たい場合は、下記のように設定する事で表示することが出来ます。
http://localhost:8080/index_dev.php/<表示したいページ>